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メディカルハーブに含まれる有効成分

この記事では、有効成分とは何か、成分グループをどう読むか、水溶性と脂溶性が利用方法にどう関わるかを理解します。

メディカルハーブのプロフィールを読むと、「主要成分」と「作用」という言葉がよく出てきます。この2つは別々の項目に見えますが、実際には「どのような成分が含まれ、その成分がどのような働きと関係するのか」という流れでつながっています。

その入口になるのが、有効成分という見方です。植物は光合成によって作られたブドウ糖をもとに、さまざまな物質を合成します。その過程で作られる植物化学成分は、メディカルハーブの有効成分として扱われます。一方で、ミネラルは植物が合成したものではなく、根から吸収される地中の成分です。

有効成分には、苦味質アルカロイドフラボノイドタンニン粘液質精油ビタミンミネラル食物繊維などのグループがあります。これらの名前は、ハーブの働きを考えるための目印になります。ただし、同じ成分グループに属するからといって、すべての成分が同じように働くわけではありません。

まず、成分グループを見ると、そのハーブにどのような働きがありそうかを大まかに見当づけられます。たとえば、苦味質健胃作用強肝作用との関連で説明されます。フラボノイドは、鎮静作用発汗作用利尿作用抗アレルギー作用など、複数の作用との関連で扱われます。

ただし、成分グループはあくまで入口です。同じアルカロイドに含まれていても、カフェイン興奮作用をもつ成分として整理されます。これに対して、ハルマンは精神安定に関わる成分として扱われます。同じグループの中にも、異なる働き方を示す成分があります。

さらに、有効成分の働きを考える際には、成分の種類だけでなく利用方法も関わります。有効成分には、水溶性成分と脂溶性成分があります。利用方法によっては、水溶性成分または脂溶性成分の一方の作用だけが現れることがあります。

ここで少し注意したいのが、ミネラルの位置づけです。植物化学成分は植物が合成する成分ですが、ミネラルは根から吸収される地中の成分です。その一例であるカリウムはミネラルに含まれ、利尿作用との関連で説明されます。

ここまでを、成分グループごとの見方として整理すると次のようになります。

成分グループこの記事での見方
苦味質苦味をもつ成分群。健胃作用や強肝作用との関連で見る。
アルカロイド個別成分によって作用が異なる成分群。カフェインとハルマンの違いが例になる。
フラボノイド色素成分としても知られ、鎮静、発汗、利尿、抗アレルギーなどとの関連で見る。
タンニン植物では傷の修復にも関わる成分群。
粘液質水を含むと粘性を示す成分群。
精油揮発性の芳香成分。植物では防虫・忌避にも関わる。
ビタミン栄養素の補給に関わる成分群。
ミネラル植物が根から吸収する地中の成分。カリウムなどが含まれる。
食物繊維栄養素の補給に関わる成分群。

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