植物は、光や水、大気などの環境や、周囲の生物と関わりながら生きています。植物を理解するには、一つの植物だけを見るのではなく、生態系の中でほかの生物とどのようにつながっているかを知ることが大切です。
🟣専門この記事は、アロマテラピーインストラクターの学習範囲です。
生態系とは
地球上のさまざまな環境では、多種多様な生物が、光、水、大気などの無機的環境と相互作用しています。生物どうしも、食べたり食べられたり、互いに支え合ったりしながらつながっています。
このような自然界のまとまりを生態系といいます。
生態系では、一つの生物だけで関係が完結するのではなく、動物、植物、微生物などの働きが次の生物へつながっています。
生産者・消費者・分解者
生態系と食物連鎖の中では、生物を次のように捉えます。
このつながりは、次のように表されます。
生態系と食物連鎖
人間を含む動物は、植物やほかの動物を食べることで身体を作り、エネルギーを得ます。糖質、たんぱく質、脂質などの有機物を体内で作り出せないため、生きるには食べ物を摂取する必要があります。このため、動物は消費者に位置づけられます。
微生物は落ち葉を分解して土を豊かにし、植物の生育へ影響します。生態系と食物連鎖の図では、微生物などが分解者として位置づけられています。
植物が生産者と呼ばれる理由
植物は、食べ物を摂取しなくても、葉緑体で光合成を行い、二酸化炭素から有機物を生み出します。自ら有機物を生み出せるため、植物は生態系の生産者と呼ばれます。
植物は、二酸化炭素を固定すると同時に酸素を放出します。動物が生きるためにも、豊かな地球環境にとっても、植物は欠かせない存在です。
生物どうしが支え合うつながり
生態系では、生物が互いに影響し合っています。
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動物は、植物やほかの動物を食べて身体を作り、エネルギーを得る
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動物が死後に土へ還ると、植物の新たな栄養となり、次の世代へつながる
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微生物は落ち葉を分解して土を豊かにし、植物の生育へ影響する
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昆虫などは植物から蜜や果実を得る一方、受粉や種子の拡散を担う
植物や動物を食べて生きる消費者にも天敵が存在します。生物が増えすぎたり減りすぎたりしないように関係することで、生態系のバランスが保たれています。
植物の香りが担う役割へ
植物とほかの生物との関係には、食べる・食べられる関係や受粉、種子の拡散だけでなく、香りを介したやり取りもあります。植物は生存戦略として香りを使い、ほかの生物とやり取りしています。
誘引、忌避、抗真菌・抗菌、アレロパシーなど、植物の香りが担う具体的な役割は、植物にとっての香りの役割で扱っています。