ハーブティーで取り出せるもの
ハーブティーは、水を使ってハーブの水溶性成分を取り出す剤型です。熱湯で抽出する温浸剤と、常温の水で抽出する冷浸剤があり、主に飲用します。
飲用した水溶性成分は体内へ吸収されやすく、ビタミンやミネラルなどの栄養素を摂る方法にもなります。口や喉を通って胃へ届くため、口内炎、咽頭炎、胃炎などでは抽出成分をその部位へ直接届ける使い方ができます。また、飲むときに立ち上る香りも同時に利用できます。これらはハーブティーという剤型の特徴であり、個別の症状に対する一律の治療を示すものではありません。
作る前と飲み方の基本
ハーブは、品質の劣化を抑えるため、ハーブティーを作る直前に使う分だけ細かくします。細かくした状態では空気に触れる面積が増え、品質が変化しやすくなるためです。
量的な目安としては、ハーブ 約3gに対して、水200mlです。
飲み方の目安は1回1杯を、時間を空けて1日3~4回に分ける方法です。水溶性成分は吸収後、約6時間で排出されるとされるため、一度にまとめるのではなく分けて飲みます。
水だけを使う剤型、とくに常温で長時間抽出する冷浸剤では雑菌の混入に注意します。調製前に手を十分に洗い、容器は熱湯などで十分に消毒しておきます。
温浸剤の特徴と作り方
温浸法は、細かくしたハーブへ100℃の熱湯を注いで抽出する方法です。
ティーポットを使う方法
- 規定量の細かくしたハーブをティーポットへ入れます。
- 規定量の熱湯を注ぎます。
- 蓋をして、花・葉は3分間、種子・根は5分間抽出します。
- 茶こしを使ってティーカップへ注ぎます。
蓋付き片手鍋を使う方法
- 鍋へ規定量の水を入れ、火にかけて沸騰させます。
- 火を止めます。
- 規定量の細かくしたハーブを湯へ入れます。
- 蓋をして、花・葉は3分間、種子・根は5分間抽出します。
- 茶こしを使ってティーカップへ注ぎます。
冷浸剤の特徴と作り方
冷浸法は、常温の水で長時間抽出する水出しの方法です。高温で抽出されやすいカフェインやタンニンなどの溶出を抑えたい場合に用います。
- 規定量の細かくしたハーブと常温の水を、蓋付きのガラス容器へ入れます。
- 蓋をして、常温で6時間抽出します。
- 茶こしを使ってティーカップへ注ぎます。
加熱せず長時間置くため、容器の消毒と衛生管理が特に重要です。
保存
ハーブティーは時間とともに成分が変化します。作り置きは避け、調製した当日中に飲み切ります。