ハーバルバスとは
ハーバルバスは、ハーブを詰めた袋を浴槽へ入れるか、濃く作った温浸剤を湯へ混ぜ、水溶性成分を利用する方法です。ハーブの有効成分を体内へ浸透させることを目的の一つとして、湯温は38~40℃のややぬるめにし、時間をかけて入浴します。
この利用法では、入浴で毛穴が開き血液循環がよくなるため、ハーブ成分が吸収されやすくなるとされています。使用するハーブによる保湿や美肌などのスキンケア、自然に湯気を吸い込むことによる蒸気吸入の働き、入浴自体の温熱作用を高めることも、利用上の特徴として挙げられます。これらは個別の症状に対する治療効果を示すものではありません。
ハーブを湯へ加える2つの方法
ハーブを浴槽へ加える準備には、次の2つの代替方法があります。
袋を使う方法
細かくしたハーブを木綿の袋またはティーパックへ入れ、その袋を浴槽の湯へ入れて入浴します。
濃い温浸剤を使う方法
細かくしたハーブへ熱湯を注いで10分以上抽出し、濃い温浸剤を作ります。ハーブをこした後、その温浸剤を浴槽の湯へ加えて入浴します。
全身浴
全身浴は、ハーブを加えた浴槽で肩までつかる方法です。全身の疲労回復やスキンケアなど、ハーバルバスの利点を広く利用できる方法とされています。
半身浴
半身浴は、浴槽の湯を少なめにし、みぞおち付近までつかる方法です。全身浴より身体への負担が軽く、長時間の入浴に適するとされています。
ハーブは、袋へ詰めて入れるか、10分以上抽出した濃い温浸剤をこして加えます。気温が低い季節は肩へバスタオルを掛けるなど、湯から出ている部分を冷やさないようにします。
部分浴と手浴・足浴
部分浴は、ハーブを加えた湯へ手または足だけをつける方法です。湯温は全身浴より高めにします。手足の冷えや疲れ、足のむくみなどのケアに用い、足浴は入浴できないときにも利用できるとされています。
手浴では、洗面器へハーブと熱湯を入れて5分以上抽出し、水で適温に調節して両手首から先を浸します。湯が冷めてきた場合は、湯を注ぎ足します。
足浴では、バケツへハーブと熱湯を入れて5分以上抽出し、水で適温に調節してくるぶしより少し上まで両足を浸します。こちらも、湯が冷めてきた場合は湯を注ぎ足します。
ハーブが肌へ触れることが気になる場合は、ざるなどでこしてから使います。