安全に使うための視点
ハーブは比較的安全性が高いとされますが、購入時や使用時の不注意がトラブルにつながることがあります。種類によっては、使い方を誤ると大きなトラブルを起こす可能性があります。購入したハーブは洗わずに使うため、品質と衛生の確認が欠かせません。
購入時の確認
食品検査を通過したハーブを選び、商品固有の色と香りを確認します。検定対象の15種類は日本で食品に分類されていますが、対象外のハーブには注意が必要です。雑貨扱いの商品は、添加物や残留農薬などの安全性を確認できないため、メディカルハーブとして使いません。
家庭で保存できる期間を考え、大量購入を避けて短期間で使い切れる量を選びます。似た名称でも別種で、使用部位、目的、安全性が異なる場合があるため、学名を確認します。
購入先について、信頼できる店を選ぶようにしましょう。インターネットによる購入は現物を見て買うことができない等のデメリットがあり必ずしも薦められませんが、やむを得ずネット経由で購入する場合には、品質確認へ慎重になるようにしましょう。とくに外国商品の場合に気をつけましょう。要は、品質と由来を確認できるかという原則を押さえることです。
使用部位を守る
ハーブは作用が穏やかなことが特徴とされますが、どの部位でも同じように使えるわけではありません。花部、葉部など、各ハーブで指定された使用部位を正しく使います。別の部位を使うと、期待した作用が得られないだけでなく、異なる作用が現れる場合があります。
調製時の衛生と当日使用
調製前に手を十分に洗い、使用するガラス瓶などの器具は十分に消毒します。水だけを使う剤型や加熱しない剤型では、雑菌の繁殖に特に注意します。
ハーブティーは時間とともに成分が変化するため、作り置きを避け、調製した当日中に飲み切ります。
小さな子ども・高齢者・妊娠中の人
小さな子ども、高齢者、妊娠中の人へ使用するときは、体質や体調の変化を見ながら扱います。対象者に制限がないという説明を、そのまま安全の保証と捉えないことが重要です。個別の健康状態については、総合的に使用の可否を判断しましょう。