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睡眠の仕組み|役割・レム睡眠・ノンレム睡眠・睡眠周期

睡眠中、脳と身体はただ活動を止めているわけではありません。休息と回復を支えながら、レム睡眠とノンレム睡眠を周期的に繰り返しています。ここでは、睡眠の役割と構造、眠りに入り朝に目覚めるまでの基本的な仕組みを整理します。

睡眠は何のためにあるのか

睡眠には、脳や身体を休ませると同時に、覚醒中の活動や、呼吸・循環などの生命維持を支える役割があります。

睡眠中には、疲労物質の代謝と排泄が促されます。また、免疫機能を支えることも睡眠の大切な役割です。眠っている時間は、翌日の活動を支えるための回復の時間でもあります。

レム睡眠とノンレム睡眠

睡眠は、レム睡眠とノンレム睡眠に分けられます。

種類眠りの深さと大脳眼球運動・脳波など
レム睡眠浅い眠りで、大脳は起きているまぶたの下で急速眼球運動が見られ、脳波は覚醒時に似ている。夢を見ることが多い
ノンレム睡眠深い眠りで、大脳も休息している急速眼球運動はほとんどない

「レム睡眠は浅い眠り」「ノンレム睡眠は深い眠り」という違いだけでなく、大脳の状態と急速眼球運動の有無を組み合わせて理解しましょう。

約90分で繰り返す睡眠周期

レム睡眠とノンレム睡眠は、約90分の周期で繰り返されます。この繰り返しを睡眠周期といいます。

一晩の睡眠を一つの均一な状態として捉えるのではなく、二つの睡眠状態が周期をつくっていると考えると、睡眠の構造を理解しやすくなります。

眠気と目覚めをつくる二つの力

規則正しい睡眠リズムは、覚醒中の疲労蓄積による「睡眠欲求」と、体内時計の指示による「覚醒力」のバランスで形づくられます。毎日ほぼ同じ時刻に眠り、一般的に7〜8時間で自然に目覚めることが、規則正しい睡眠リズムであるといわれています。

覚醒している時間が長いほど睡眠欲求は強くなり、十分に眠ると弱くなります。一方、覚醒力は通常の就寝時刻の数時間前まで高く保たれています。夜になって睡眠欲求が覚醒力を上回ると入眠し、睡眠中には睡眠欲求が低下します。メラトニンが分泌されるころから眠気が急速に強まり、朝には覚醒力が睡眠欲求を上回って目覚めます。

メラトニンの詳しい働きは「睡眠に関わる物質」、体内時計の周期は「体内時計と睡眠障害」で扱います。

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