芳香浴法は、精油を空間へ拡散し、香りを楽しみながら心身のバランスを整える方法です。身近なものを使う方法と芳香拡散器を使う方法があり、場所や香りの広がり方に合わせて選べます。
香りを楽しむ4つの展開として、ここで扱う3つの芳香浴にアロマスプレーを加えて整理できます。アロマスプレーは調製手順があるため、別の記事で詳しく扱います。
3つの方法を比べる
| 方法 | 精油の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| ティッシュ、コットン、ハンカチを使う | 1~2滴 | デスク周辺、枕元、バッグの中などで香りを楽しめる |
| お湯を使う | 1~2滴 | 熱湯の蒸気とともに香りをすばやく広げられる |
| 芳香拡散器を使う | 1~5滴 | 室内へ香りを拡散できる |
ティッシュ、コットン、ハンカチを使う
ティッシュ、コットン、ハンカチなどへ精油を1~2滴垂らし、香りを楽しみたい場所へ置きます。
精油によっては布にシミができることがあります。ハンカチなどへ使うときは、最初から中央へ垂らさず、目立たない部分へ少量付けて確かめてから使いましょう。
お湯を使う
マグカップ、ボウル、洗面器などへ半分ほど熱湯を張り、精油を1~2滴入れます。立ち上る蒸気によって香りがすばやく広がります。
熱湯を使うため、やけどと容器の転倒に注意します。子どもやペットがいる場所では、手や足が届かない安定した場所へ置きましょう。芳香浴に使った容器を飲食など別の用途へ戻すときはよく洗います。可能であれば、芳香浴専用の容器を用意します。
芳香拡散器を使う
市販の芳香拡散器には、スチームとともに香りを広げるものなど複数の種類があります。精油量の目安は1~5滴です。
器具は平らで安定した場所へ置きます。短時間であっても、傾いた棚の端など倒れやすい場所は適しません。子どもやペットがいる場合も、置き場所に配慮します。
香りが弱く感じても、すぐに精油を足さない
同じ香りの中にいると、次第に香りを感じにくくなります。そのときに精油だけを追加し続けるのではなく、部屋を換気しましょう。
精油量は、部屋の広さと精油の種類による香りの強さを目安に調節します。狭い部屋や香りの強い精油でも毎回同じ滴数にするのではなく、香りを確かめながら加減します。
香りの感じ方には個人差があります。複数の人がいる場所では、自分が好む香りでも、置き場所、香りの強さ、精油の種類について周囲へ配慮することが大切です。
覚えておきたいポイント
- 布や紙、お湯を使う場合は1~2滴、芳香拡散器では1~5滴が目安です。
- 布類は、目立たない部分でシミにならないか確かめます。
- お湯を使う場合は、誤飲、やけど、子どもやペットが触れる危険に注意します。
- 芳香浴中は換気を行い、部屋の広さや香りの強さに応じて使用量を調節します。
