植物油は精油とよくなじみ、肌に浸透しやすいため、トリートメントオイルの基材などに使われます。キャリアオイル、ベースオイルとも呼ばれます。
植物油は特徴に合わせて選ぶ
植物油自体にもそれぞれ異なる特徴があります。検定で扱う5種類について、原料、成分、性質などの違いを比べてみましょう。
| 植物油 | 原料・得られ方 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| アルガン油 | アルガンツリーの種子を低温圧搾 | 希少で、ビタミンEを多く含む |
| オリーブ油 | ― | オレイン酸を70%以上含み、ビタミンA・Eが豊富 |
| スイートアーモンド油 | スイートアーモンドの種子を圧搾 | オレイン酸が主成分で、のびがよい |
| ホホバ油 | ホホバの種子から得る | 植物ロウに分類され、低温で固まる |
| マカデミアナッツ油 | ― | パルミトレイン酸を多く含み、酸化しにくい |
アルガン油
アルガン油は、モロッコ南西部に生息するアルガンツリーの種子を低温圧搾して得ます。
100kgの実から得られる量はわずか1Lほどで、希少な植物油です。人間の皮脂成分に近いビタミンEを多く含み、抗酸化作用が高いことで知られています。
オリーブ油
オリーブ油は、オレイン酸を70%以上含み、ビタミンAやビタミンEも豊富です。
皮膚への浸透性と保湿効果が高く、美容オイルのほか、医療分野でも使われています。アロマテラピーショップや薬局で入手できます。
スイートアーモンド油
スイートアーモンド油は、バラ科のスイートアーモンドの種子を圧搾して得ます。主成分は、肌なじみのよいオレイン酸です。
古くから化粧品にも用いられ、のびがよく、肌タイプを選ばず全身に使えるため、初心者にも使いやすい植物油です。
ホホバ油
ホホバ油は、砂漠に生息するホホバの種子から得られます。保湿効果が高く、のびがよいことが特徴です。
名称には「油」とありますが、分類上は植物ロウ(植物性ワックス)です。精製タイプと未精製タイプがあります。
低温では固まる性質がありますが、常温で戻ります。
マカデミアナッツ油
マカデミアナッツ油は、「若さを保つ脂肪酸」といわれるパルミトレイン酸を多く含みます。
パルミトレイン酸は皮脂に含まれる成分であるため、肌への浸透がよく、スキンケアに適しています。酸化しにくいことでも知られています。
5種類を見分ける手がかり
| 手がかり | 植物油 |
|---|---|
| 100kgの実から約1L | アルガン油 |
| オレイン酸を70%以上含む | オリーブ油 |
| バラ科の種子・初心者にも使いやすい | スイートアーモンド油 |
| 植物ロウ・低温で固まる | ホホバ油 |
| パルミトレイン酸・酸化しにくい | マカデミアナッツ油 |
植物油の名称だけでなく、原料、代表成分、分類、物理的な性質を組み合わせると区別しやすくなります。
検定で押さえたいポイント
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植物油はキャリアオイル、ベースオイルとも呼ばれる。
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アルガン油はアルガンツリーの種子を低温圧搾して得る。
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オリーブ油はオレイン酸を70%以上含む。
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スイートアーモンド油の主成分はオレイン酸。
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ホホバ油は植物ロウ(植物性ワックス)に分類され、低温で固まる。
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マカデミアナッツ油はパルミトレイン酸を多く含む。
植物油を肌へ使うときは、精油の濃度にも注意が必要です。計算方法は精油の希釈濃度と滴数計算で確認できます。