← 記事一覧へ戻る
🔵 1級

アロマテラピーの歴史:近世〜近代(1)

〜薬草学(ハーバリズム)の隆盛と大航海時代〜

ルネサンスから大航海時代にかけて、ヨーロッパでは古典文化の復興とともに、植物に対する科学的・実践的な関心が爆発的に高まりました。

■ ルネサンスと薬草学(ハーバリズム)

ルネサンス運動は、修道院に閉じ込められていた植物知識を市民へと解放しました。

  • ジョン・ジェラード: 著名なハーバリスト。著書『The Herball』は当時の植物知識の集大成となりました。

  • ジョン・パーキンソン: 庭園植物と薬用植物を区別し、植物栽培の普及に貢献しました。

  • ニコラス・カルペパー: 占星術と薬草を結びつけた独自の**類似療法(ドクトリン・オブ・シグネチャーズ)**を提唱。著書『The English Physician』を通じて、庶民に安価な薬草療法を広めました。

■ 大航海時代:新世界の植物とスパイス

未知の航路開拓は、香りの歴史に「新しい素材」をもたらしました。

  • 香辛料交易の拡大: スパイス(香辛料)を中心とした国際貿易が活発化し、富の源泉となりました。

  • 新大陸からの贈り物: 探検航海により、バニラカカオチリといった新大陸原産の植物がヨーロッパに紹介されました。

■ 植物分類学とプラントハンティング

科学の発展に伴い、植物を体系的に整理しようとする動きが加速しました。

  • カール・フォン・リンネ: 二名法による植物分類学を確立。現代の植物学の基礎を築きました。

  • ジョセフ・バンクス: 探検家ジェームズ・クックの航海に同行。世界中から未知の植物を収集する「プラントハンティング」を行い、薬用・経済的価値のある植物を広めました。

※当サイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を利用しています。