胃腸の不調や便秘には、さまざまな原因があります。メディカルハーブでは、症状だけでなく、その原因、単なる消化器の機能低下か精神的ストレスなどもあるのか、にも目を向けてハーブを選びます。ここでは、それぞれの症状に用いるハーブの作用と選択理由を、具体的な利用法とあわせて学びます。
胃腸の不調
胃もたれ、おなかの不快感、吐き気、下痢など、胃腸の不調の現れ方はさまざまです。消化器の機能低下だけでなく、不安、緊張、イライラなどの精神的ストレスが関係することもあります。症状だけで判断せず、消化器の機能低下、精神的ストレスの関係の仕方についても確認します。
おすすめハーブ
ペパーミント
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作用・特徴: 消化器の機能を調整し、胃腸の不快な症状に用いられます。鎮痙作用もあります。
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選ばれる理由: 単なる消化器の機能の低下だけでなく、神経性の下痢など、精神的ストレスが消化器の働きに影響している不調にも有効とされているためです。
ジャーマンカモミール
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作用・特徴: 消炎作用、鎮静作用、駆風作用があります。
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選ばれる理由: 胃腸の炎症には消炎作用、緊張には鎮静作用、腸内ガスには駆風作用が対応するためです。
ペパーミントは消化器の機能を調整し、けいれんを鎮めます。ジャーマンカモミールは、胃腸の炎症や緊張を和らげ、腸内ガスの排出を促します。このように異なる作用をもつため、2種を組み合わせたハーブティーも利用されます。
おすすめレシピ
ペパーミントとジャーマンカモミールのハーブティー
ペパーミント約2gとジャーマンカモミール約1gを細かくして混ぜ、熱湯200mlを注いで3分間抽出し、カップへ注ぎます。
(また、ペパーミント2gだけのハーブティーとして飲む方法もあります。)
通常は食後にゆっくり飲みますが、ジャーマンカモミールの消炎作用を目的とする場合に、食間や就寝前などの空腹時に飲むこともあります。
ペパーミントパウダー(飲用)
さらに、ペパーミントを薬のように服用する方法もあります。ペパーミント2gをフードミルにかけてパウダーにし、適量の水で飲みます。その際、消化器に直接作用させるため、オブラートでの服用は避けましょう。
便秘
便秘には、食生活の偏り、運動不足、ストレス、消化不良など、さまざまな原因があります。ダンディライオンは脂肪の消化機能が低下した場合、ペパーミントはストレスが関係する場合に用いられます。同じ便秘でも、原因によってハーブを選ぶ理由が異なります。
おすすめハーブ
ダンディライオン
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作用・特徴: 根に苦味質を含み、強肝作用、利胆作用、緩下作用があります。
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選ばれる理由: 脂肪の消化機能が低下している場合に用いられます。強肝作用と利胆作用によって、脂肪の消化に必要な胆汁の分泌を促します。また、消化不良や腸内環境に働きかけ、緩下作用によって便通を促します。
ペパーミント
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作用・特徴: 腸の働きを調整する作用があります。
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選ばれる理由: ストレスからくる過敏性腸症候群による便秘に用いられます。脂肪の消化機能に働きかけるダンディライオンとは、選ばれる理由が異なります。
おすすめレシピ
ローストしたダンディライオンのハーブティー
ローストしたダンディライオン約3gをハーブティーとしていただきます。
ペパーミントの腹部への温湿布
ペパーミント 5g、水 500mlで手順に従って温湿布を行います。
このように、ストレスが関係する便秘には、ペパーミントを飲むのではなく、腹部への温湿布として用いる方法があります。