女性にみられる不調には、ホルモン分泌や自律神経の乱れが関係するものがあります。PMS(月経前症候群)では身体と気分の両方に症状が現れ、冷え性では血液循環に加えてストレスが影響する場合があります。ここでは、それぞれの悩みに用いるハーブの作用と選択理由を、具体的な利用法とあわせて学びます。
PMS(月経前症候群)
PMSでは、腰痛などの身体症状だけでなく、気分の落ち込み、イライラ、感情の不安定さなどが現れることがあります。このため、骨盤や子宮の筋肉の緊張に働きかけるハーブと、気分の落ち込みに用いるハーブが登場します。
おすすめハーブ
ラズベリーリーフ
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作用・特徴: 鎮痙作用があり、骨盤や子宮の筋肉の緊張を和らげます。
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選ばれる理由: 女性特有の症状に用いられる代表的なハーブで、特にPMSに利用されます。症状が現れる前から用いることで、予防効果もあるとされています。
セントジョンズワート
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作用・特徴: 抗うつ作用があります。
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選ばれる理由: PMSに伴う気分の落ち込みやイライラ、感情の不安定さに用いられます。
ラズベリーリーフは骨盤や子宮の筋肉の緊張に、セントジョンズワートは気分の変化に用いられます。PMSの身体症状と精神症状では、ハーブを選ぶ理由が異なります。
おすすめレシピ
ラズベリーリーフのハーブティー
ラズベリーリーフ 3gに熱湯 200mlを注いで3分間抽出し、カップへ注ぎます。毎食後に飲みます。
セントジョンズワートのハーブティー
セントジョンズワート 3gに熱湯 200mlを注いで3分間抽出し、カップへ注ぎます。毎食後に飲みます。
冷え性
冷え性には、下半身が冷える、手足の先が冷たい、顔はほてるのに足は冷えるなど、さまざまな現れ方があります。直接的な原因として全身の血液循環の悪化が挙げられますが、ストレスが関係することもあります。ストレスによって筋肉の緊張が高まると血管が収縮し、血液の流れが悪くなります。
おすすめハーブ
ジャーマンカモミール
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作用・特徴: 鎮静作用があります。
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選ばれる理由: ストレスが関係する冷え性では、緊張を和らげる目的で内用チンキとして用いられます。
リンデン
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作用・特徴: 発汗作用と鎮静作用があります。
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選ばれる理由: 足浴に用い、立ち上る香りを吸い込みながら全身を温めます。
ジャーマンカモミールはストレスと緊張に着目して内側から用い、リンデンは足浴として身体を温めます。冷え性の背景と利用目的に応じて、内用と外用を使い分けます。
おすすめレシピ
ジャーマンカモミールの内用チンキ
ジャーマンカモミール 10gを(アルコール度数40度以上の)ウォッカ100mlへ2週間漬けてチンキを作ります。飲むときは、熱湯1杯にチンキ1〜3mlを加えます。
リンデンの足浴
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リンデン 5gを(アルコール度数40度以上の)ウォッカ50mlへ2週間漬け、チンキを作ります。
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1回分として、チンキの半量と自然塩40gをバケツへ入れます。
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くるぶしまで浸かる量の適温の湯を加え、足浴を行います。