ローマンカモミール精油は、花から得られ、リンゴを思わせる香りをもちます。原料植物は多年草です。名前の似たジャーマンカモミールとの違いを、植物の特徴から捉えましょう。
学習ポイント
-
原料植物はローマンカモミール。キク科に属します。
-
ローマンカモミールの別名はローマカミツレです。
-
🟣専門 学名は Chamaemelum nobile/Anthemis nobilis。
🌿 植物プロフィール
| 原料植物名 | ローマンカモミール |
|---|---|
| 別名 | ローマカミツレ |
| 科名 | キク科 |
| 学名 🟣専門 | Chamaemelum nobile(Anthemis nobilis) |
| 主な産地 🟣専門 | イギリス、イタリア、ハンガリー、フランス |
💧 精油プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 抽出部位 | 花 |
| 抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
| 香調 🟣専門 | ハーバル・アロマティックノート |
植物と名前
ローマカミツレという別名があります。カモミールという呼び名は、古代ギリシャの「カマイメロン」、つまり「大地のリンゴ」に由来するといわれています。
花には一重や八重のものがあり、花をつけない品種もあります。ジャーマンカモミールと同じキク科ですが、ローマンカモミールは多年草という点で異なります。
学名の由来 🟣専門
nobile は、ラテン語で「高貴な」を意味します。さわやかな香りや、効用を重んじてつけられた名前です。
香りの特徴
リンゴのような果実の印象に、青みを感じさせる香りが重なります。ここでいう「青い」は香りの印象であり、精油の色を表しているわけではありません。
特徴的な成分 🟣専門
アンゲリカ酸エステル類、イソ酪酸エステル類
そのほかの構成成分例 🟣専門
アンゲリカ酸イソブチル、アンゲリカ酸ブチル、アンゲリカ酸イソアミル、アンゲリカ酸3-メチルペンチル、酪酸イソブチル、アンゲリカ酸2-メチル-2-プロペニル、カンフェン、ボルネオール、trans-ピノカルベオール
楽しみ方と用途
水虫や書庫のカビの原因となる菌を抑えたという報告があります。アロマスプレーとして、足のケアや部屋の空気を清浄にする目的で活用されます。菌への作用の報告と、人への治療効果は区別して捉えましょう。
ホホバ油で希釈してセルフトリートメントを行ったところ、肌のキメが整ったという報告もあります。夜のスキンケアに取り入れる活用例です。
使用方法の例 ⚪参考
芳香浴法/沐浴法/吸入法/湿布法/トリートメント法/手作り化粧品
研究データ ⚪参考
ヒトの細胞を使い、精油の添加量とコラーゲン産生量の関係を調べた実験があります。
