ローマンカモミールは、リンゴを思わせる甘くフルーティな香りが特徴の精油で、強い不安や緊張を解きほぐし、心を穏やかに落ち着かせたいときに利用されます。
古くから「植物の医者」として親しまれ、周囲の植物を元気にする力があるといわれてきたこのハーブは、そのやさしい香りで現代に生きる私たちの心身も健やかに整えてくれます。
[基本情報]
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原料植物名 | ローマンカモミール |
| 別名 | ローマカミツレ |
| 科名 | キク科 |
| 抽出部位 | 花 |
| 抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
| 学名 ⚪対象外 | Chamaemelum nobile(Anthemis nobilis) |
| 主な産地 ⚪対象外 | イギリス、イタリア、ハンガリー、フランス |
| 成分例 ⚪対象外 | アンゲリカ酸エステル類、ブチル酸エステル類 |
[特徴・成り立ち]
・「カモミール」の名は、リンゴのような香りに由来し、ギリシャ語で「大地のリンゴ」を意味する「カマイメロン」から来ています。
・ジャーマンカモミールが一年草であるのに対し、ローマンカモミールは多年草で、花は一重咲きや八重咲きなど多様な品種が存在します。
・精油は主に花の部分から抽出されますが、アンゲリカ酸エステル類などのエステル類を豊富に含んでおり、それがリンゴに似た甘くやわらかな香りを作り出しています。
・その穏やかな性質から、リラックス作用が高い「エステル系精油」の代表格として、幅広い層に愛されています。
[用途]
・精神的な緊張や不安を和らげ、安心感を得たいときのリラックスタイムに非常に適しています。
・肌のキメを整える皮膚コンディション改善作用や、抗炎症作用が期待できるため、手作り化粧品やトリートメントなどのスキンケアによく用いられます。
・抗菌・抗真菌作用が報告されており、水虫菌などの繁殖を抑えるためのセルフケアにも活用されます。
・就寝前に香らせることで、心地よい眠りへと導くサポートとしても重宝されます。
(用途例:参考⚪対象外)芳香浴/沐浴/吸入/湿布/トリートメント/手作り化粧品
[香りの特徴]
系統:フローラル系
特徴:リンゴ様、青い、フルーティ
リンゴのような、甘くやさしいフルーティな香り。
可憐な花の印象とともに、瑞々しい果実のようなやわらかさをあわせ持つ、心に深くしみわたる印象。
💡 リンゴのようなフルーティな青っぽい香り
[検定試験ポイント]
・ 「カモミール」の名前の由来はギリシャ語の 「カマイメロン(大地のリンゴ)」 とされている
・抗菌作用や抗真菌作用が期待される。
・ リンゴ 様のフルーティーな香り。
[補足(理解を深める)]
・ジャーマンカモミール(一年草)とは、同じ「カモミール」の名を持ちますが、学名も成分も異なります。ジャーマンは青色の精油(カマズレン)が特徴ですが、ローマンはエステル類が主体で、より穏やかな香りを持ちます。
・肌への美容効果が高く、特にコラーゲンの産出を助ける可能性が示唆されているため、エイジングケアを意識したブレンドにもおすすめです。
・アロマテラピー検定では、ジャーマンカモミールとの違いや、名前の由来である「大地のリンゴ」というエピソードがよく問われます。
[研究データ]
⚪対象外
・ヒト細胞を用いた研究において、ローマンカモミール精油を添加したところ、添加量に応じてコラーゲンの産出量が増加したという報告があります。
・この結果から、肌の弾力維持やエイジングケアといった、美容・スキンケア分野における高い実用性が期待されています。
