アロマテラピーの世界では、植物を「科名」で分類することで、香りの傾向や植物としての共通の性質を理解しやすくなります。ここでは、主要な14の科と、そこに含まれる代表的な精油をご紹介します。
目次
シソ科
世界各地に広く分布しており、約3500種が知られている非常に大きなグループです。すっきりとしたハーブ調の香りの精油を多く含んでいるのが特徴です。
代表的な精油:
ペパーミント、ラベンダー、ローズマリー、クラリセージ、スイートマージョラム、パチュリ、メリッサ
ミカン科
フルーツとしてなじみ深く、さわやかで親しみやすい香りが特徴です。約900〜1500種が確認されており、果実だけでなく花や葉からも精油が採れます。古くから薬用や香料として幅広く利用されてきました。
代表的な精油:
スイートオレンジ、レモン、グレープフルーツ、ネロリ、ベルガモット
フトモモ科
さわやかな樹木調の香りが特徴で、精油を含む種が多く存在します。香辛料やハーブとして利用されることも多く、科名は中国名の「蒲桃(ほとう)」に由来しています。
代表的な精油:
バラ科
花の美しい植物が多く、イチゴやリンゴ、モモなど、私たちが普段口にする食用果実も多く含まれます。華やかな香りをもちますが、精油が採れる種類はごくわずかです。
代表的な精油:
カンラン科
樹脂を含む樹木が多く、落ち着いた香りが特徴です。古くから宗教行事に使われてきた歴史があり、科名は中国原産の果樹である「カンラン」に由来しています。
代表的な精油:
ヒノキ科
ウッディな香りが特徴で、古くから建築材としても利用されてきました。木質化する球果をもちますが、ジュニパーのように一部は液質化する球果をもつものもあります。
代表的な精油:
キク科
世界各地に分布し、双子葉植物の中で最も進化した植物群と言われています。ハーブや薬草として親しまれるものが多い一方、精油が採れる種類は限られています。
代表的な精油:
イネ科
穀物や飼料として人間にとって非常に重要な植物群であり、約1万種が存在します。砂漠から南極付近まで、地球上のあらゆる環境に広く分布しています。
代表的な精油:
フウロソウ科
熱帯から寒帯まで地球上に広く分布している植物です。花びらやがくなどの花の構造が、基本的に「5の倍数」で構成されているという植物学的な特徴があります。
代表的な精油:
バンレイシ科
熱帯から亜熱帯を中心に分布しており、日本ではあまりなじみがありません。樹皮や葉、根が民間薬として使われることもありますが、精油が採れる種類は少ないのが特徴です。
代表的な精油:
ビャクダン科
熱帯を中心に分布し、甘くさわやかな芳香を放ちます。特にビャクダンは、その心材(木の中心部)に強い香りをもつことで知られています。
代表的な精油:
モクセイ科
北半球の温帯や暖帯を中心に分布する、常緑または落葉の木本植物です。芳香の強い花を咲かせるものが多く、観賞用や香料として古くから親しまれています。
代表的な精油:
コショウ科
スパイシーな香りが最大の特徴で、香辛料として非常になじみ深いグループです。食用としてだけでなく、観賞用として栽培される種も存在します。
代表的な精油:
エゴノキ科
北半球の温帯から亜熱帯にかけて分布しています。白色で芳香のある美しい花を咲かせるものが多く、庭木などの観賞用としてもよく栽培されます。
代表的な精油: