ジャスミンは、濃厚でエキゾチックな甘さをもつ「花の精油の王」とも呼ばれる精油で、気持ちを前向きにし、高揚感を得たいときに広く利用されます。
大量の花からごくわずかしか採れない非常に貴重な精油であり、その深く高貴な香りは、古くから高級フレグランスの原料として欠かせない存在となっています。
[基本情報]
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原料植物名 | ロイヤルジャスミン |
| 別名 | オオバナソケイ |
| 科名 | モクセイ科 |
| 抽出部位 | 花 |
| 抽出方法 | 揮発性有機溶剤抽出法 |
| 学名 ⚪対象外 | Jasminum grandiflorum |
| 主な産地 ⚪対象外 | インド、エジプト、フランス、中国 |
| 成分例 ⚪対象外 | 酢酸ベンジル、フィトール、酢酸フィチル、cis-ジャスモン、ジャスミンラクトン |
[特徴・成り立ち]
・精油の採取に使われるのは「オオバナソケイ」などの一部の品種に限られています。
・ジャスミンティーの香りづけに使われる「アラビアジャスミン(マツリカ)」とは、同じモクセイ科ですが種類が異なります。
・花が非常に繊細で熱に弱いため、水蒸気蒸留法ではなく「揮発性有機溶剤抽出法」を用いて、アブソリュートとして抽出されます。
・その香りは、微量成分である「cis-ジャスモン」などが複雑に絡み合うことで、深みのある甘さとスパイシーさを生み出しています。
[用途]
・気持ちを楽観的にし、自信を取り戻したいときや、気分を高揚させたいときに適しています。
・脳を刺激し、覚醒・興奮状態を促す作用があることが示唆されており、心身に活力を与えるサポートに役立ちます。
・身体を温める作用があるとされ、伝統的に風邪や咳の際のケアにも用いられてきました。
・非常に濃厚な香りのため、芳香浴などで空間に華やかさと高級感をもたらす際に重宝されます。
(注意)皮膚刺激があるため、肌の弱い方は注意が必要です。
(用途例:参考⚪対象外)芳香浴
[香りの特徴]
系統:フローラル系
特徴:濃厚、甘い、ややスパイシー、深みがある
濃厚で官能的な、甘く強い花の香り。
エキゾチックな奥深さと、ほのかなスパイシーさをあわせ持つ、華やかで贅沢な印象。
代表的な香り成分
・cis-ジャスモン:深みのある濃厚なスパイシーさも感じる香り
[検定試験ポイント]
・気持ちを楽観的にするといわれている
・身体を温める作用があるとされている。
・フローラル系の甘くこくのある香り
・香水によく使われる
・たくさんの花からわずかしか取れない貴重な精油
・皮膚刺激あり
[補足(理解を深める)]
・イランイランとも共通する「酢酸ベンジル」を含んでおり、どちらも華やかなフローラル調の香りを特徴とします。
・揮発性有機溶剤を用いて抽出される「アブソリュート」であるため、一般的なエッセンシャルオイルとは性質が異なります。
・アロマテラピー検定でも、その特殊な抽出方法や貴重な性質から、よく出題される精油のひとつです。
[研究データ]
⚪対象外
・ジャスミン精油の香りによる影響を調べた研究において、香りを吸入することで脳が興奮状態になる作用が確認されたという報告があります。
・この結果から、沈んだ気持ちを引き上げたり、意識をはっきりさせたりする覚醒・気分高揚作用の可能性が示されています。
