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🌸 精油の香調|8つの分類と香りの特徴

花のような甘さ、葉を思わせる青さ、ミントのすっとした印象。精油の香りには、さまざまな特徴があります。こうした香りの系統を表すのが香調です。分類名と実際の香りを結びつけながら、精油の個性を見ていきましょう。

学習ポイント

  • 香調は、精油の香りの系統を表します。

  • 分類名だけでなく、それぞれがどのような香りを指すのかを結びつけて理解しましょう。

  • 分類は香りを整理する目安です。一つの分類名だけで、精油の印象のすべてを言い表せるわけではありません。

香調を知るときの見方

ここでは、香調を8つに分けて見ていきます。精油の例は、基本30種とインストラクター対象の4種です。

香りの分類は、植物の種類、精油を得る部位、香りの特徴など、何を重視するかによって変わることがあります。異なる分類に出会ったときは、分類名だけを比べず、どのような特徴に注目しているかを確かめましょう。

1. シトラスノート

かんきつの香りを思い浮かべると、この系統の印象をつかみやすくなります。さっぱりとした爽快さが、香りを見分ける手がかりです。

精油の例:グレープフルーツスイートオレンジベルガモットレモンメイチャンユズ

2. グリーンノート

葉を指でもんだときに立ちのぼるような、植物の青さを感じる系統です。花の甘さや木の印象よりも、草や葉の青々しさに注目してみましょう。

精油の例:ティートリー

3. ハーバル・アロマティックノート

薬草や香草を思わせる、ハーブらしい自然な印象をまとめた系統です。薬草らしさと香草らしさは明確に分けにくいため、ここでは一つの香調として扱います。

精油の例:クラリセージジャーマンカモミールスイートマージョラムメリッサユーカリラベンダーレモングラスローズマリーローマンカモミールシトロネラ

4. ハーバル・ミンティノート

ミントを思わせる、すっとした清涼感を手がかりにする系統です。ハーブの香りを比べるときも、この清涼感に目を向けると特徴を整理しやすくなります。

精油の例:ペパーミント

5. フローラルノート

花を連想させる系統で、甘さや華やいだ印象に特徴があります。「花のような香り」ととらえたうえで、実際に感じた印象を自分の言葉でも表してみましょう。

精油の例:イランイランジャスミン(アブソリュート)ゼラニウムネロリローズ(アブソリュート)ローズオットーパルマローザ

6. スパイシーノート

香辛料を思わせる、ぴりっとした香りの印象が手がかりです。ここでいう刺激は、香りの特徴を表す言葉です。

精油の例:ブラックペッパー

7. ウッディノート

木を連想させる香りをまとめた系統です。幹や葉など、樹木を思わせる印象に目を向けてみましょう。

精油の例:サイプレスサンダルウッドジュニパーベリーパチュリベチバー

8. バルサム・レジンノート

樹脂を思わせる系統で、こくのある甘さや温かな印象を感じる香りです。花を思わせる甘さとの違いにも注目すると、香りを比べる手がかりになります。

精油の例:フランキンセンスベンゾイン(レジノイド)ミルラ

自分の言葉で香りを記録する

精油の楽しみ方として精油をブレンドして香りを楽しむというのがあります。その際に個々の精油の香りを記憶していないとブレンドができません。精油の香りを覚えるためには、香調を手がかりに、一つひとつの精油について感じたことを書き留めておくことがひとつの方法です。どの系統を思わせるかに加え、香りの強さや、どのくらい香りが続くかも記録すると、特徴をいくつかの面から整理できます。

分類の説明に自分の感覚を無理に合わせる必要はありません。同じ系統に並んだ精油でも、感じた違いを言葉にして残しておきましょう。こうした記録を集めると、ブレンドを考えるときに参照できる、自分だけの香りのパレットになります。

精油ブレンドのヒント ⚪参考

香調に加えて、温かさや涼しさといった印象、香りの強さ、持続性も組み合わせの手がかりになります。

共通する印象を重ねる

似た系統の香りを合わせると、共通する持ち味が際立ちます。たとえば、ラベンダー精油ローズマリー精油は、同じ系統の香りを組み合わせる例です。

対照的な印象を合わせる

違いのある香りどうしが、互いの個性を引き立てることもあります。ペパーミント精油の冷たい印象と、ブラックペッパー精油の温かな印象を合わせるなど、対比にも目を向けてみましょう。

強い香りの配分を控える

同じ量でも、香りの存在感は精油によって異なります。イランイラン精油のように強く香る精油は、ベルガモット精油などの繊細な香りを覆ってしまうことがあります。強い香りの割合を抑え、全体のバランスを確かめましょう。

香りを楽しむ時間を考える

香りの持続性は、短い順にトップノート、ミドルノート、ベースノートの3段階で表します。その場で広がる香りを楽しみたいか、余韻を長く残したいかによって、組み合わせや配分を考えてみましょう。

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