スイートマージョラムは、ハーブのすっきりとした清涼感の中に、温かみのあるほのかな甘さをあわせ持つ精油で、心身が冷え切っているときや、深いリラックスを求めるときに利用されます。
ギリシャ神話では愛の女神アフロディテに由来すると伝えられ、古くからその穏やかで優しい香りは、人々の緊張を解きほぐし、安らぎを与えるために大切にされてきました。
[基本情報]
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原料植物名 | スイートマージョラム |
| 別名 | マヨラナ |
| 科名 | シソ科 |
| 抽出部位 | 葉 |
| 抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
| 学名 ⚪対象外 | Origanum majorana |
| 主な産地 ⚪対象外 | エジプト、スペイン、チュニジア、フランス |
| 成分例 ⚪対象外 | テルピネン-4-オール、γ-テルピネン、p-シメン、サビネン |
[特徴・成り立ち]
・スイートマージョラムは地中海沿岸を原産とする多年草で、その名前は「より大きい、重要な」を意味するラテン語の「major」に由来するといわれています。
・古代ギリシャ・ローマ時代から薬草やスパイスとして重宝されており、幸福の象徴として婚礼の際の花冠にも使われてきた歴史があります。
・精油は主に葉の部分から抽出され、ハーバルな中にかすかな甘みをもつ独特の落ち着いた香りが特徴です。
・成分の「サビネン」はジュニパーベリーなどにも含まれる共通成分で、これが香りにすっきりとした清涼感を与えています。
[用途]
・自律神経のバランスを整える働きが示唆されており、ストレスによる心拍数や血圧の上昇を穏やかにしたいときに適しています。
・身体を温める温熱作用があるとされ、冷えによるくすみやむくみのケア、寒い季節の沐浴などによく用いられます。
・心身の緊張を和らげ、精神的なストレスによる免疫機能の低下をサポートする働きも報告されています。
・睡眠の質を高める助けになるといわれており、夜のリラックスタイムや就寝前のケアに活用されます。
(用途例:参考⚪対象外)芳香浴/沐浴/吸入/湿布/トリートメント/手作り化粧品
[香りの特徴]
系統:ハーバル系
特徴:すっきり、かすかに甘い、温かみがある、穏やか
すっきりとしていながら、温かみのある穏やかな香り。
ハーバル感の中にかすかな甘みが溶け込んだ、心に深くしみわたるような優しい印象。
💡 ハーバル感の中にかすかな甘みをもつ
[検定試験ポイント]
・名前の由来が「 major (より大きい、重要)」に由来しているという説あり。
・ギリシャの愛の女神アフロディテから温かみのある香りが与えられたという言い伝えがある。
・身体を温める作用があるといわれている。
・ハーバル系のすっきりした温かみのある香り
[補足(理解を深める)]
・「温め系の精油」として知られ、冬場のトリートメントや冷えが気になる時のセルフケアには欠かせない精油のひとつです。
・主要成分の「テルピネン-4-オール」は、抗菌作用やリラックス作用をもつ他の精油にも多く含まれる重要な成分です。
・アロマテラピー検定でも頻出の、ハーブ系を代表するリラックス精油です。
[研究データ]
⚪対象外
・夜勤に従事する看護師を対象とした研究において、スイートマージョラム精油を用いたトリートメントを行ったところ、睡眠の質が改善されたという報告があります。
・この結果から、休息だけでは得られにくい自律神経の調整や、深いリラックスをもたらす可能性が期待されています。
