ベチバー精油は、イネ科の植物の根から得られます。土を思わせる落ち着いた香りが特徴です。地下に広がる根は、精油の原料としてだけでなく、土を支えることや暮らしの道具にも役立ってきました。
学習ポイント
-
原料植物はベチバー。イネ科に属します。
-
ベチバーの別名はカスカスガヤです。
-
🟣専門 学名は Chrysopogon zizanioides/Vetiveria zizanioides。
-
🟣専門 ベチベロールが、土を思わせる独特の香りに関わります。
🌿 植物プロフィール
| 原料植物名 | ベチバー |
|---|---|
| 別名 | カスカスガヤ |
| 科名 | イネ科 |
| 学名 🟣専門 | Chrysopogon zizanioides(Vetiveria zizanioides) |
| 主な産地 🟣専門 | インドネシア、スリランカ、ハイチ、マダガスカル |
💧 精油プロフィール
植物と名前
カスカスガヤとも呼ばれるベチバーは、高さがおよそ2mになる草です。根が地中深く網のように広がるため、田畑のあぜなどで土が崩れるのを防ぐために植えられてきました。
ジャワ島などでは根を織り、扇や敷物に利用してきました。すだれとして使い、風とともに香りを楽しむ暮らし方もあります。
学名の由来 🟣専門
Vetiveria は南インドの呼び名に由来し、「香りのある根」という意味をもちます。芳香のある根や根茎にちなむ名前です。種小名 zizanioides は、同じイネ科のマコモ属の植物に風合いが似ていることを表します。
香りの特徴
落ち着きを感じさせる、木を思わせる香りです。ベチベロールが独特の土のような印象に関わり、ベチバーらしい香りをつくります。
特徴的な成分 🟣専門
クシモール、ベチボン
そのほかの構成成分例 🟣専門
ベチベロール、クシノール、ゲルマクレンD、ロンギホレン、γ-ムウロレン、ビシクロベチベノール、ファルネソール、α-ベチボン
楽しみ方と用途
チャバネゴキブリとクロゴキブリを強く遠ざける忌避作用が報告されています。台所などの水回りでは、アロマストーンに香りを含ませて置くことが、害虫対策の活用例になります。
使用方法の例 ⚪参考
芳香浴法/沐浴法/吸入法/湿布法/トリートメント法/手作り化粧品
研究データ ⚪参考
細胞を使い、精油がマクロファージの炎症反応に及ぼす影響を、酵素活性やサイトカイン産生から調べた実験があります。
