クレイパックは、クレイ(粘土)を使って余分な皮脂や毛穴の汚れを落とす、洗い流すタイプのスキンケアです。肌に潤いを与えるローションや、潤いを保つクリームとは目的も使い方も異なります。
作るときは、クレイに芳香蒸留水を浸透させる工程と、精油を植物油へ混ぜる工程を分けます。使用中は完全に乾かさず、端が乾き始めたところで洗い流します。3種類のケアの選び方はアロマスキンケアの基本で確認できます。
材料
次の分量で1回分を作ります。
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| ゼラニウム精油 | 2滴 |
| パチュリ精油 | 1滴 |
| クレイ(モンモリロナイト) | 大さじ3 |
| 芳香蒸留水 | 大さじ1½ |
| 植物油 | 大さじ½ |
クレイがパックの土台となり、芳香蒸留水を含むことで顔に塗れるペースト状になります。植物油は、精油をあらかじめ混ぜるために使います。クレイや植物油の種類と性質は、その他の素材と植物油(キャリアオイル)で詳しく確認できます。
作る前の準備
手を洗い、クレイを入れる容器、精油と植物油を混ぜる小容器、計量用具、スパチュラを清潔にします。作ったパックは保存できないため、使用する直前に1回分だけ作ります。
芳香蒸留水とクレイを合わせた直後には、精油を直接加えません。精油は別の小容器で植物油へ混ぜておき、クレイに水分が浸透してから全体へ加えます。
作り方
- 小容器に植物油大さじ0.5を入れ、ゼラニウム精油2滴とパチュリ精油1滴を加えて混ぜます。
- クレイ用の容器へ芳香蒸留水大さじ1.5を入れ、クレイ大さじ3を加えます。
- すぐに全体を混ぜず、クレイへ水分が浸透するまで約10分置きます。
- 10分ほど経過したら、植物油と精油を混ぜたものを加えます。
- スパチュラで全体をよく混ぜ、均一なペースト状になったら完成です。
精油を植物油へ混ぜておくことと、芳香蒸留水をクレイへ浸透させてから全体を合わせることが、作業順序の要点です。
ペーストの硬さを調整する
基本の芳香蒸留水は大さじ1.5です。クレイは、肌の状態や塗りやすさの好みに合わせて、やわらかめにも硬めにも調整できます。
基本量で水分を浸透させ、全体を混ぜた後に硬さを確かめます。硬くて広げにくい場合は、芳香蒸留水を少しずつ加えて混ぜます。一度に多く加えるのではなく、肌が隠れる厚さに無理なく広げられるところで止めます。硬めにしたい場合も、まず基本量で作り、次回から芳香蒸留水を加減すると調整しやすくなります。
顔への塗り方と洗い流し方
- 目と口の周りを避けます。
- 顔の中心から外側へ向け、顔全体へ広げます。肌が隠れる程度の厚さに塗ります。
- 顔に塗ったクレイの端が乾き始めるまで待ちます。
- 完全に乾く前に、ぬるま湯でやさしく洗い流します。
- 洗い流した後は、化粧水などで肌を整えます。
クレイを乾かしすぎると、洗い流すときに肌へ負担がかかります。「全体が乾くまで」ではなく、端が乾き始めた時点を洗い流す目安にしてください。
精油と肌への注意
顔に使う精油の希釈濃度は、一般に0.1〜0.5%以下が目安です。一方、この公式レシピでは、クレイ、芳香蒸留水、植物油を合わせた1回分に精油3滴を使用します。この3滴が一般的な濃度の目安を満たすと検証済みという意味ではありません。自己判断で滴数を増やさず、記載された材料と分量を守ってください。
精油を原液のまま肌へつけたり、目や口の周りへ塗ったりしません。使用中に赤み、かゆみ、刺激などの異常を感じた場合は、すぐに洗い流して使用を中止します。使用する精油や体調、年齢に応じた注意は、精油を安全に使うための基本と希釈濃度の基本と滴数計算で確認できます。
保存せず1回で使い切る
このクレイパックは、作ったその場で1回分を使い切ります。残ったパックを保存して、後日使用することはできません。作る量を増やしたり、作り置きしたりせず、毎回清潔な用具で必要な分だけ作りましょう。
容器や用具、作業場所の清潔さなど、手作り製品に共通する注意は手作りするときの衛生管理と保存で詳しく説明しています。